中学3年生の夏休みから、娘と高校の説明会に行き始めました。これまでに行ったのは私立を1校、公立を1校です。
行ってみて意外だったのは、お金の話が思ったより詳しくは出てこないことでした。学費の説明をひととおり聞けるものだと思っていたのですが、触れられたのは「助成制度や奨学金制度があります」という程度でした。
そのかわり、行ってよかったと思ったのは個別相談でした。30分以上待ちましたが、そこでまだ公表前の推薦基準を教えてもらえて、娘の内申点がその基準を満たしていることが分かりました。
私が行った学校では、説明会は夏休みから始まりました。ただ予約はそれよりも前に始まっていて、気がついたときには埋まっていた学校もありました。夏休みに入ってから調べよう、と思っていると間に合いません。
この記事では、私が行った2校で説明会の形がどう違ったか、お金の話はどこまで聞けるのか、そして次の説明会で聞き漏らしたくないことを書きます。
私は娘2人と暮らす働くシングルマザーです。長女の高校受験と大学受験も経験していて、いまは次女の高校受験の最中にいます。次女は国立大学への進学を考えています。目標が決まっていると、そこから逆算して、学校の何を見ればいいのかが決まってきます。

私が行った2校は、説明会の形がまったく違いました
私立と公立を1校ずつ回りました。どちらも「説明会」という言葉で案内されていましたが、中身は別のものでした。
| 私立(1校) | 公立(1校) | |
|---|---|---|
| 全体説明 | あり。座って聞く時間が長い | なし |
| 説明の内容 | 学校説明/部活動/行事/コース説明/卒業後の進路/学費支援制度の簡単な説明/各コースの在校生の話 | ― |
| 見て回るもの | 施設見学(グループに分かれて希望者数名ずつ) | 校内のイベントや展示を自分で見て回る。各所に説明してくれる在校生がいる |
| 体験授業 | あり(事前申込)。今回は申し込まなかった | あり(事前申込・先着) |
| 部活動 | 説明のなかで紹介。後日の部活動体験の案内もあった | 音楽室と体育館で、見学者向けに活動していた |
| 個別相談 | あり(希望者・先着) | ― |
| 服装 | ほぼ全員が制服 | ほぼ全員が制服 |
私立は座って聞く時間が長く、公立は自分で歩き回る時間が長い。ひとことで言うとその違いでした。公立のほうは「説明会」を思い浮かべて行くと、最初は少し戸惑います。

説明会って、どこも同じような感じだと思っていました。

私もそう思っていました。公立のほうは自分で回る形だったので、着いてすぐは何をすればいいのか分からなかったです。
私立の全体説明は、学校全体の話から始まって、部活動、行事、コースの違い、卒業後の進路、そして学費の支援制度、という順番でした。
建物は立派でした。カフェテリアの説明があり、修学旅行や海外留学の話にもボリュームがありました。いい学校だと思う一方で、聞きながらお金の不安が過りました。
コース説明では、同じ学校のなかで進む道がいくつかに分かれることが分かります。コースは入試のときに選びます。だから、あとから変えられるのかどうかは、この時点で知っておきたいところでした。
在校生の話も、私立のほうが具体的でした。各コースの生徒が「なぜこのコースを選んだか」「いま頑張っていること」「将来の目標」を順番に話してくれます。パンフレットの写真からは分からない部分でした。娘は、自分と近い興味の子が話しているところを熱心に見ていました。
公立のほうは、校内のイベントや展示を自分たちで見て回る形でした。各所に在校生がいて、聞けば説明してくれます。座って待っていると何も起きないので、気になったところで自分から声をかける必要があります。
娘は数学の体験授業を受けました。こちらは事前申込の先着で、早い段階で埋まっていました。私立にも体験授業はありましたが、今回は申し込みませんでした。
部活動は、音楽室で吹奏楽部が、体育館でバドミントン部とバスケットボール部が、見学者向けに活動していました。娘は吹奏楽に興味があるので、音楽室にだけ行きました。実際に音を聞けたのは、行かなければ得られないものでした。
説明会のあと、後日おこなわれる部活動体験の案内もありました。こちらは別に申し込みが必要で、娘はもう申し込んでいて、これから参加します。私立のほうにも案内はありましたが、いまのところ併願で考えているので参加は決めていません。
お金の話は、思ったより詳しくは出てきません
私は家計のことを書いているので、説明会では学費の説明があるものだと思って行きました。実際に私立で触れられたのは、「助成制度や奨学金制度があります」という程度でした。公立のほうでは、お金の話は出ませんでした。
ただ、これは時期の問題かもしれません。長女のときの記憶では、夏から秋にかけての学校説明会でお金の話はあまりなく、秋以降の入試説明会で、特待生の基準などを含めてお金の話が出ていました。
お金の話を聞きたいのであれば、学校説明会よりも入試説明会のほうが本番なのだと思います。夏の説明会で物足りなく感じても、そこで終わりではありません。
そのかわり、金額は配られた資料に書いてありました。入学時に必要なお金も、年間の学費も、数字は資料のほうに載っています。

学費のことは、その場では聞けないんでしょうか。

個別相談でなら聞けます。ただ資料に書いてあることを聞くと時間がもったいないので、資料を先に見てから、書いていないことを聞くのがよさそうです。
私立高校の学費については、2026年から支援制度が変わっています。資料の金額を見る前に、いまの制度がどうなっているかを知っておくと読み違えません。そちらは別の記事にまとめました。
行ってよかったのは、個別相談でした
私立の説明会には、希望者が受けられる個別相談がありました。先着順で、30分以上待ちました。結構混みます。
個別相談で聞いたのは、次の2つです。
- 入学後にコース変更ができるか
- それぞれのコースからの進学実績
コースは入学のときに決まりますが、あとから変えられるのかどうかで、いま決める重さが変わります。中3の秋に「この先3年をどう進むか」を確定させるのは、本人にとって重い作業だと思います。変更の余地があるなら、そう聞いておきたいと思いました。
進学実績も、学校全体の数字は全体説明で出てきます。ただコースごとの数字は出てきませんでした。娘が入るコースからどこへ進んでいるのかを知りたかったので、ここで聞きました。
そして、こちらが聞いたわけではないのですが、まだ公表前の確定情報として、推薦の基準を教えてもらえました。
そこで、娘の内申点がその基準を満たしていることが分かりました。娘は一安心したようでした。

30分待つ価値、ありますか?

私はありました。「たぶん大丈夫」と思えるかどうかは、残り半年の過ごし方に効いてきます。
30分以上待つということは、その30分を準備に使えるということでもあります。配られた資料を読んで、聞くことを決めておく時間になります。私は次からそうするつもりです。
個別相談は先着なので、説明会が始まる前に受付を済ませておくほうが確実です。全体説明が終わってから並ぼうとすると、すでに列ができています。
次に聞くのは「推薦と一般入試の割合」です
説明会では、卒業後の進路についても説明がありました。進学実績の数字は出てきます。
ただ、私が本当に知りたかったのは、そこではありませんでした。
長女の大学受験のときのことです。長女は受験するつもりでいたのですが、周囲に推薦で進路が決まる子が多く、受験モードに入りにくい時期がありました。
高校生は、周囲の影響が大きい年頃だと思います。同じ方向を向いている子がどのくらいいるかで、3年間の空気は変わります。長女のときは、そこまで気にして学校を見ていませんでした。
次女は国立大学を目指しています。国立大学にも学校推薦型選抜や総合型選抜はありますが、娘が考えているのは一般選抜です。だとすると、周囲がどちらを選ぶ学校なのかは、長女のとき以上に効いてくると思っています。
だから次の説明会では、この3つを聞くつもりです。
- 進学率
- 指定校推薦の枠
- 推薦と一般入試の割合

雰囲気って、どうやって聞けばいいんでしょう。

「推薦と一般はどのくらいの割合ですか」と聞けば、数字で返ってきます。
行けば分かること、聞かないと分からないこと
2校行ってみて、説明会で受け取れるものと、自分から聞かないと受け取れないものが、はっきり分かれていました。
| 行けば分かること | 聞かないと分からないこと |
|---|---|
| 校舎と施設のようす | 通学にどのくらいかけて来ている生徒が多いか |
| 部活動のようす | 推薦と一般入試の割合 |
| 在校生がそのコースを選んだ理由 | 卒業後の進路のサポート体制 |
| 学費の金額(配られる資料に記載) | 推薦の基準(個別相談でなら聞ける) |
左側は、行けば向こうから渡してくれます。右側は、こちらが口を開かないと持ち帰れません。私は右側をほとんど聞けないまま帰ってきました。
通学時間は、パンフレットには載っていませんでした。「通学圏」は書いてあっても、実際にどのくらいかけて来ている子が多いのかは聞かないと分かりません。3年間、毎日のことです。娘が通えるかどうかより、同じくらいの時間をかけて通っている子がいるかどうかのほうが、続けられるかの目安になると思っています。
進路のサポート体制も同じです。進学実績の数字は出てきますが、そこに至るまでに学校が何をしてくれるのかは、数字からは読み取れませんでした。補習があるのか、面談がどのくらいあるのか。ここは次に聞きます。
予約は、開始日に取ります
気がついたときには定員に達していた学校もありました。それからは、予約開始日にその日のうちに予約しています。
体験授業も先着でした。公立で娘が受けた数学の体験授業は、早い段階で埋まっていました。
まとめ
- 私が行った2校は、私立と公立で説明会の形がまったく違った。公立は自分で校内を回る形だった
- 夏から秋の学校説明会では、お金の話は思ったより詳しくは出てこない。金額は配られた資料に書いてある
- 長女のときの記憶では、お金の話が出たのは秋以降の入試説明会だった
- 行ってよかったのは個別相談。30分以上待ったが、公表前の推薦基準を教えてもらえた
- 娘の内申点が基準を満たしていることが分かり、本人が一安心した
- 個別相談ではコース変更ができるかとコース別の進学実績を聞いた
- 次に聞くのは推薦と一般入試の割合。雰囲気は数字で聞ける
- 通学時間の実態と、進路のサポート体制も聞く
- 予約は開始日に取る。気づいたときには定員のことがある
説明会は、学校を見に行く場であると同時に、あと半年をどう過ごすかを決める材料をもらいに行く場でもありました。私にとっては、その材料は個別相談にありました。
気になっている高校を1校だけ選んで、説明会の予約開始日を調べてみましょう。
日付が分かれば、今日はそれで十分です。
かかる時間は3分。学校のサイトに出ていなければ、中学校でもらう進路の資料にも載っています。
予約開始日を過ぎてから気づくと、その学校は見られないまま終わります。1校だけなら、今できます。
出典
※本記事は2026年9月時点で、私が実際に参加した説明会の記録です。説明会の形式・内容・予約方法は、学校や年度によって異なります。志望校の情報は、必ず各学校の公式サイトや中学校で配られる資料でご確認ください。



コメント