無料FP相談はなぜ無料?保険を解約した私が考える「賢い使い方」

家計管理・投資

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無料FP相談って、気になりませんか?そして——相談したこと、ありますか?

私はあります。離婚したとき、お金の心配で頭がいっぱいで、「無料なんだ」という言葉に釣られて申し込みました。この記事では、そのとき実際に何が起きたか、あとから気づいた「無料のカラクリ」、そしてそれでも行ってよかったと思う理由を、ぜんぶ正直に書きます。

読者さん

無料でプロに相談できるなんて、逆にあやしくない…?

miho

私も何も知らずに行きました。だからこそ、仕組みと使い方をセットでお話しさせてください。

私の体験談:離婚のとき、無料FP相談に行きました

当時の私は、とにかくお金の不安が強くて、「誰かに相談したい」「この先の道筋をどうにかしたい」という気持ちでいっぱいでした。そんなときに見つけたのが無料のFP相談。初回は家計や暮らしの聞き取りで、その後、私の状況をもとにしたライフプラン(将来のお金の見通し表)を作ってくれました。

そして提案の場面。「このままだと……」という流れで、保険を勧められました。ただ、私は当時すでに保険にフルで加入していたので、「いまので十分じゃん」と思い、加入はしませんでした。

でも、そこでふと引っかかったんです。「いま入っている保険と似ているのに、なんで勧められるんだろう?」——あっ。そのとき初めて、無料の仕組みに気づきました。

無料FP相談が「無料」で成り立つ仕組み

無料FP相談の多くは、提携する保険会社や金融機関の商品を紹介し、契約が成立すると企業側から販売手数料を受け取るビジネスモデルで成り立っています。相談者からお金を取らなくても運営できるのは、このためです。

これは「悪いカラクリ」ではなく、ただの仕組みです。ドラッグストアが化粧品メーカーから利益を得ているのと同じ構造。ただし仕組み上、提案はどうしても提携先の商品に偏りやすく、保険の見直しは高確率でセットになります。私のときの「このままだと……」も、まさにその流れでした。

それでも、行ってよかったと思っています

カラクリに気づいた今でも、あの相談は行ってよかったと思っています。理由はシンプルで、「こうやってライフプランを立てていけばいいんだ」という道筋が見えたからです。不安で頭がぐちゃぐちゃだった私にとって、将来のお金が1枚の表になるのは大きな前進でした。

つまり無料FP相談は、「提案を全部受け入れる場所」ではなく「考え方と数字の道筋をもらう場所」。そう捉えれば、無料でこれだけの価値があります。大事なのは、最後の決断を自分がどうするか。ここだけは誰にも渡してはいけません。

保険の要不要は「遺族年金」で判断できる

その後の私は、FP相談で学んだ考え方を自分でも続けました。毎年誕生月にねんきん定期便で遺族年金を確認する習慣を作り、計算してみた結果——子ども2人なら遺族基礎年金だけで年約133万円(2026年度)。貯蓄と合わせれば「足りる」という答えが出て、フル加入していた死亡保険を解約しました。私が払っていた保険料は、保障ではなく“不安料”だったんです。

【保存版】遺族年金のざっくり計算方法

「自分の場合はいくら?」は、ねんきん定期便が1枚あれば10分で概算できます。遺族年金は2階建てです。

種類もらえる人・金額の目安(2026年度)
遺族基礎年金(1階)18歳の年度末までの子がいる家庭。基本額 約84.7万円+子の加算 約24.4万円(1人目・2人目)。子2人なら合計 約133.5万円/年
遺族厚生年金(2階)会社員・公務員だった人の遺族に上乗せ。亡くなった人の老齢厚生年金(報酬比例部分)の約4分の3

計算の手順はこの5ステップです。

  • ねんきん定期便を用意する(毎年、誕生月に届くハガキです)
  • 「これまでの加入実績に応じた老齢厚生年金(報酬比例部分)」の金額を探し、×3/4する → 遺族厚生年金の概算
  • 子どもの人数で遺族基礎年金を計算する(上の表)
  • (2+3)×末子が18歳の年度末を迎えるまでの年数 → 公的保障でカバーされる総額
  • 遺したい生活費との差額を出す → 足りない分だけを民間の死亡保険で埋める(差がなければ、そもそも保険は不要かもしれません)

ひとつ補足すると、厚生年金の加入期間が短い人は300か月(25年)加入したものとみなして計算される仕組みがあるため、若い人でも遺族厚生年金が極端に少なくなるわけではありません。また、子どもがいない場合や年齢条件などで受け取れないケースもあるので、詳しくはご自身の世帯構成で確認してください。

遺族年金の考え方と老後資金の計算は、こちらの記事にも詳しく書いています。
シングルマザーの老後資金はいくら必要?ねんきん定期便で不足額を計算

流されないための「賢い使い方」4か条

4か条具体的には
①目的を先に決める「教育費の準備」「老後資金」「保険の要不要」など、聞きたいことを紙に書いてから行く
②その場で契約しない「一度持ち帰って検討します」と最初に宣言してOK。それで嫌な顔をされたら縁がなかっただけ
③公的保障と照らして検証提案された保険は、遺族年金・高額療養費を引いた「本当の不足分」と見比べてから判断する
④合わなければ別のFPにも聞く無料だからこそセカンドオピニオンが気軽にできる。比較して初めて提案の質がわかる

向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
何から手を付けていいかわからない押しに弱く、その場で断れない
ライフプランの立て方を一度プロに見せてほしいすでに方針が固まっていて背中を押してほしいだけ
保険の要不要を数字で判断したい雰囲気で契約してしまいがち
読者さん

相談だけして、契約しないで帰ってもいいの…?

miho

もちろんOK。私も「いまので十分」と思ってそのまま帰りました。決めるのは、いつだって自分です。

まとめ:道筋はもらう、決断は渡さない

不安は、数字にすると「やることリスト」に変わります。無料FP相談は、その「数字にする」道筋をプロに見せてもらえる場所。実際に私は、不安だらけの離婚直後にあの相談があったから、ライフプランという考え方に出会えました。

仕組みを知って、目的を持って、最後の決断は自分でする。この3つさえ守れば、無料FP相談は家計の強い味方になります。知らないと損をする側から、知って使いこなす側へ。一緒に進みましょう。

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※本記事の内容は2026年7月時点の情報です。遺族年金の金額・受給条件は世帯構成により異なります。

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